新しい「グリーン・マイニング」地熱プロジェクトの建設が始まる
地熱流体から貴重な鉱物を抽出する世界初の商業規模プラントの建設が始まり、最初の土が回されました。
地熱流体から貴重な鉱物を抽出する世界初の商業規模プラントの建設が始まり、最初の土が回されました。
Geo40は、地熱発電に使用された後、地下の地熱貯留層に再注入される前の地熱流体からシリカなどの貴重な鉱物を抽出する技術を開発しました。
7月、Geo40は、オハアキ地熱フィールドでの実証プラントを商業プラントへとスケールアップできるよう、州成長基金から1500万ドルを獲得した。
Geo40社のJohn Lea社長は、同社とそのパートナーが商業規模のプラント建設のプロセスを開始することを喜んでいると述べた。
先週の水曜日、アフ・ウエヌアのパートナーであるナティ・タフ・トライバル・ランズ・トラストの代表者が、雇用の創出と世界初の「グリーンマイニング」を商業化する革新的なハイテクプロジェクトの建設に向けて、現地でカラキアを実施しました」と述べました。
「建設期間は約12ヶ月で、最大70人を雇用し、建設完了後は約20人が正社員として雇用される予定です。我々は、Ngati Tahu Tribal Lands Trustや地熱発電所の運営会社であるコンタクト・エナジー社と協力し、地元のタンガタワヌアの雇用とトレーニングの機会を増やしていきます。
John Lea氏は、「本格的な商業化に向けた新たな資金調達が困難なニュージーランド市場において、PGFの支援は『ゲームチェンジャー』だ」と述べています。
「この商業プラントの建設により、この世界初の技術の能力を迅速に実証することができ、その後、オハアキ・サイトの拡張や、ニュージーランド国内および海外の他の地熱フィールドでの追加プロジェクトに進むことができます。
地熱廃液から「採掘」されたコロイダルシリカは、建築、セラミックス、塗料など様々な技術用途で国際的に求められている高価値の特殊鉱物です。
Geo40は過去3年間に3件の特許を申請し、国際的に検討されており、認可されれば25年間の知的財産権保護が得られることになります。
Geo40では、地熱流体から抽出したシリカのほか、リチウムなど他の鉱物を抽出する技術も開発しています。 米国、日本、そして最近ではニュージーランドでの実験室調査により、オハアキ地熱流体から90%以上のリチウムが抽出できることが確認されており、Geo40は2019年後半の商業用実証プラントでこの技術の検証を行うことを視野に入れています。
2019年9月11日(木